STORY 04

どこまでも自然体、
明和工業では
女性エンジニアが活躍中

製造部建築プラント課 土田 ほのか(左)

製造部製造課製缶1係 鶴巻 英里奈(右)

建築配管と水管橋、それぞれの分野で成長

同じ溶接の仕事だが、土田は産業用プラントや高層ビルに使われる配管システムの製造、鶴巻は水を運ぶ水管橋の部材製造を担当。違う工場棟で働いているので、普段は顔を合わせる機会が少ない。それぞれ20人ほどの部署で唯一の溶接女子だが、「男性と作業はまったく同じ」「女性だからと特別扱いはなく、ごく自然にみんなと一緒に働いています」と声を合わせる。「こわもての人が多いから最初は話しかけづらかったけれど、実は面倒見のいい技術者ばかり」と鶴巻。「手順だけでなく、どうしてこういう作業が必要かという考え方から教えてくれるので納得できる。私もいつかはそんな風に後輩を教えられるようになりたいです」。知識や技術を吸収しながら、ふたりは今、成長過程の真っただ中にいる。

今は努力あるのみ、もっと技術を極めたい

土田の前職は宅配ドライバー。配達に行ったハローワークで、偶然、職業訓練校のリーフレットを目にした。そこでは溶接女子が紹介されていた。「これまで経験したことのないことに挑戦したい」と、直ちに溶接コースの受講を決めた。一通り学んでから入社したので、仕事のスタートはスムーズだった。土田が担当する、大型施設や高層ビルなどに用いられる配管システムはオーダーメイド。毎回違う設計に従い、管と管、管とジョイントを溶接でつなぐ。「難しいのは、管の外側からの溶接だけで内部まで溶かし込み、内部の接合部分にへこみを作らない裏波という技術。毎回緊張します」。土田のモットーは『うまくなったと思ったらそこで成長は止まる』、資格取得も含めて技術向上に努めていきたいと語る。

幅広い経験を積んで、巨大なモノづくりに挑戦したい

高校の実習で経験して溶接に興味を持ち、入社した明和工業で製造部門の溶接を希望した鶴巻。水管橋製造に携わる部署で、パイプを支える架台製造を担当している。「一基の水管橋に何十個と使われ、細かな作業が多いので気が抜けません。塗装されるとはいえ完成後も人の目に触れるものだから、強度や精度に加えて見た目の美しさも大事です」。設計部から回ってくる図面には、水管橋がかかる地域や川の名前が記されていて、「その地域の役に立つのだと思うとやりがいを感じます。この仕事を選んでよかったです」。今後は、ダムから水を降ろす水管など巨大なモノづくりに挑戦したい、そして、その先では設計にも携わってみたいと晴れやかな表情を見せた。

女性が生き生きと働ける環境&意識づくりを推進

製造現場の溶接女子を始め、設計部門では女性エンジニアがCADを使って設備設計を行うなど、明和工業では女性たちがそれぞれの専門分野で力を発揮している。さらに、品質管理やIoTプロジェクトチームなど幅広い分野で女性が活躍できるよう、制度だけでなく、仕事とプライベートの両立がしやすく、出産や育児といったライフイベントでキャリアを断念することのない環境や意識づくりを推進中。「重いものをさりげなく運んでおいてくれたり、手伝ってくれたり、男性社員は自然にフォローしてくれます」「環境はいい感じですよ」と、溶接女子は今日もさっそうと工場へ。働きやすく、働きがいがあるモノづくりの現場は、今、女性の力を待っている。

※2019年10月に取材した内容です。