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自己紹介と育児休暇取得の期間について教えてください。

鶴巻 知 広報・宣伝部、鶴巻です。育児休暇取得は2週間で入社9年目です。よろしくお願いいたします。

月岡 友和 事業本部 設計課の月岡です。育児休暇取得は9ヶ月。入社8年目です。よろしくお願いいたします。

足立 菜津美 九州営業所、業務担当の足立です。1回目の育児休暇取得は9ヶ月、2回目が1年1か月、3回目が9ヶ月。入社8年目です。よろしくお願いいたします。

長谷川 香紀 工事部所属の長谷川です。10ヶ月間の育児休暇を2度取得しました。入社16年目です。よろしくお願いいたします。

育児休暇中に特に印象に残っている出来事や思い出を教えてください。

長谷川 香紀 兄弟の送り迎えが大変で、育休がなかったら家庭が回りませんでした。部署の皆さんがとても協力的で、復帰後も保育園のことを気遣ってくれたのがありがたかったです。

月岡 友和 夜に眠れなかったのが一番つらかったですね。夫婦で夜の世話をシフト制にして、交代で対応しました。ずっと抱っこしていないと泣いてしまう時期もありましたが、少しずつまとまって寝てくれるようになって、6時間ほど眠れるようになったときは本当にホッとしました。

足立 菜津美 子どもと一緒にお出かけできたことが楽しい思い出です。仕事から少し離れて、家族との時間をしっかり持てたことがありがたかったです。

鶴巻 知 第一子だったので、夫婦でバランスよく育児ができるのか不安でしたが、結果すべてが新鮮で、嬉しさや楽しさを妻と一緒に感じられたことが一番の思い出です。想像以上に寝不足で大変でしたが、それも含めて良い経験でした。

育児休暇を取得する前に、不安はありましたか?

鶴巻 知 育休期間が2週間と短かったこともあり、業務への影響は少なかったのですが、正直「育児を本当にやりくりできるのか?」という不安は大きかったです。初めてのことばかりで、何が起きるかわからないという気持ちでした。

月岡 友和 私も同じで、育児に関して漠然としたイメージしかなく、何が大変で、何をすればいいのか、ぼんやりとしか分からなかったので、不安がありました。

長谷川 香紀 仕事面では、職場の皆さんが「どうぞどうぞ」と快く送り出してくれました。妊娠中も体調を気遣ってもらい、お菓子を差し入れてくれたり、復帰後も保育園のことなどに配慮してくれたりして、非常にありがたかったです。私は時短勤務ではなくフルタイムを希望して復帰しましたが、スムーズに復帰できたと思います。

足立 菜津美 自分の担当業務を代われる人がいない状況でしたが、派遣スタッフの方を手配していただき、育休中の業務をサポートしてもらえました。3回ともそうした対応をしていただきましたが、引き継ぎは相性やタイミングの難しさもあり、正直スムーズに進まないこともありました。

実際に育児休暇を取ってみて感じたメリットは何でしたか

足立 菜津美 子どもが体調を崩しても、仕事のことを気にせず看病に集中できたのが一番のメリットです。入院することもありましたが、育休中だったので心に余裕を持って対応できました。ふだんは時間に追われる毎日なので、この期間は本当に貴重でした。

長谷川 香紀 朝のバタバタした時間にも余裕が持てましたし、子どもの成長を目の前で感じられるのが嬉しかったです。普段の生活では味わえない、人生の中でも貴重な休暇だったと実感しています。ゆっくり遊ぶ時間も、今しかできない体験だなと感じました。

月岡 友和 妻と同じ期間に育休を取ったので、子どもの成長をすべて共有できました。最初の笑顔や、初めての寝返りなど、日々の変化を一緒に見守れたのはかけがえのない時間です。

鶴巻 知 「しゃべったね!」といった小さな成長の瞬間を間近で感じられたのが嬉しかったです。奥さんと本当の意味で“同じ目線”に立てた気がしました。

仕事に復帰する際の準備や計画はどのように進めましたか?

鶴巻 知 育休期間が2週間と短かったため、事前に仕事の段取りを済ませていたので、特別な復帰準備は必要ありませんでした。復帰前に会社と連絡を取ることもなく、スムーズに職場に戻ることができました。

月岡 友和 育休明けに向けて、生活リズムを整える準備を少しずつ進めました。ご飯やお風呂の時間など、日々の流れを妻と一緒に話し合いながら、家庭内のスケジュールを調整しました。買い物は週1回にまとめて、献立もあらかじめ決めておくようにして、少しでもスムーズに毎日を回せるよう工夫しました。

長谷川 香紀 子どもを保育園に預ける前に、慣らし保育も兼ねて一緒に会社に行き、少しずつ新しい生活に慣れさせるようにしました。自分だけでなく、子どもの心の準備も大切だと感じました。

足立 菜津美 復帰に向けて、食材の買い出しや作り置きをして、日常の流れをイメージしながら準備しました。最初は仕事モードに戻るのが難しかったですが、少しずつ感覚を取り戻していきました。実際にやってみて、生活の“イメトレ”はかなり役立ちましたよ。

育児休暇を通じて、家族やパートナーとの関係にどのような変化がありましたか?

足立 菜津美 パートナーが飲みに行く回数がぐっと減って、家事や育児に関わる時間が増えました。朝の準備はパパの担当になり、自然と役割分担ができてきたように思います。家族が増えるごとに、上の子たちもお手伝いをしてくれるようになって、いまではそれぞれに“係”があるんです。

長谷川 香紀 上の子がとても頼もしく成長してくれていて、お風呂も兄弟一緒に入り、お姉ちゃんが下の子のシャンプーを手伝ってくれるんです。助かっていますし、家族のチームワークが自然とできている感じです。

月岡 友和 夫婦で育休を取ったことで、より“戦友”のような関係になったと感じています。一緒に乗り越えた経験が、絆をぐっと深めてくれました。

鶴巻 知 その「戦友感」、わかります。我が家もまさにそんな感じで、共に育児をしていくなかで、夫婦の距離が近くなった実感があります。

育児休暇を考えている方に向けて、アドバイスをお願いします。

鶴巻 知 最近は男性の育児休暇も少しずつ増えてきました。性別に関係なく、誰もが育休を取りやすい環境になっていくといいなと思います。

月岡 友和 できるだけ長く育休を取ることで、子どもの成長をしっかり見守ることができます。一緒に過ごす時間のなかで得られる経験は、何事にも代えがたいものですよ。

長谷川 香紀 育児休暇は、子育てをする人にとっての“権利”だと思います。遠慮せずに制度を活用して、家族の大切な時間をしっかり味わってほしいです。

足立 菜津美 育休は、赤ちゃんだけでなく、上の子どもたちともゆっくり過ごせる貴重なチャンスです。家族みんなとの時間を大切にできる、本当に意味のある期間だと思います。

明和工業で育児休暇を取れてよかったと思うこと

長谷川 香紀 工事部の皆さんには本当に感謝しています。育休中に赤ちゃんを部署に連れて行った際には、「おめでとう!」と温かく迎えてくれて、とても嬉しかったです。子育て中の社員も多く、「抱っこさせて〜!」と声をかけてくれるような、子育てへの理解がある職場です。育休を取ることに多少の罪悪感はありましたが、祝福してもらえて、気持ちが軽くなりました。

足立 菜津美 私の部署も、復帰後すぐに再び育休を取るような状況でしたが、それでも快く受け入れてくれました。年子の育児は大変でしたが、しっかり育休を取らせてもらえたことに感謝しています。

鶴巻 知 育休の取得については、上司に相談したところ、スムーズに話を進めてもらえました。こうした相談がしやすい雰囲気があるのは、とてもありがたいです。

最後に・・・

育児休暇は、家族との大切な時間を過ごすだけでなく、自分自身やパートナーとの関係を見つめ直す貴重な機会でもあります。
復帰後の不安や葛藤もありながら、周囲の理解やサポートによって乗り越えてきた体験には、多くの気づきと成長が詰まっていました。 これから育児休暇を取得しようとしている方、また復帰を控えて不安を抱えている方へ。
「育児と仕事、どちらも大切にしていい」――この座談会の声が、そんな一歩を後押しできれば幸いです。