地域防災に貢献する技術力──米沢市総合防災訓練に参加しました

コラム

2025年10月5日(日)、米沢市上郷コミュニティセンターにて開催された「米沢市総合防災訓練」に参加しました。

本イベントは米沢市上下水道部水道課が主催し、地域の防災力向上を目的に実施されたものです。

当社からは、レンタル・製品販売事業部及び仙台営業所員が参加し、災害時の水供給に関する技術と製品の紹介・実演を行いました。

 

近年、異常気象による豪雨・台風・猛暑などの自然災害が頻発しており、自治体では防災・減災に向けた取り組みが活発化しています。

その中でも避難体制の整備や住民参加型の防災訓練の実施、災害時の情報発信体制の強化など、地域全体で災害に強いまちづくりを進める動きが広がっています。

今回の訓練では、消防団、医師会、市の健康課、電力会社、協同組合、市水道課など、地域の重要機関が連携し、緊急時の迅速な対応と効率的な連携体制の構築に向けた取り組みが行われました。

 

当社は米沢市との包括協定締結を背景に、今回の訓練に参加しました。

目的は、仮設配管サービス「REPCS」施工技術の講習と、災害対応製品「レスキュータンク」、応急給水栓「レスキュータップ」、多用途空気弁「MCV-G」の実演です。

▲レスキュータンク / MCV-G / レスキュータップ / REPCS

 

災害時には、ライフラインの途絶によって水の確保が最優先課題となります。

そこで、当社のREPCSシステムは、断水時でも迅速な水供給を可能にし、MCV-Gは管路内の水流安定化のほか、応急救急栓との連結により給水拠点としても機能することが可能です。

▲仮設配管「REPCS」に空気弁「MCV-G」を接続

 

また、レスキュータンクは、1トンの水を簡単に備蓄でき、給水車が入れない場所でも水の運搬が可能です。

▲レスキュータンクに貯水された水をレスキュータップから給水

 

これらの製品は、避難所や孤立した被災地など、さまざまな場面で水供給のセーフティーネットを構築することができます。

 

当社から参加した社員の声

「地域の多様な機関が連携している様子を間近で見て、災害時の対応力の高さを実感しました。」

「市をあげての防災訓練に初めて参加しましたが、当社製品が実際にどのように使われるかを現場で確認できました。」

 

今後も明和工業は、水道事業を主軸に、仮設管レンタルサービスや防災・減災用品の提供を通じて、地域の安全と安心に貢献しています。

 

製品の特長

MCV-G

空気弁機能に加え、変換アダプターで応急給水栓と連結可能。町野式継手採用で他社製品との互換性も高く、迅速な給水対応が可能。

小型急速空気弁MCV-G | 製品案内 | 明和工業株式会社

 

REPCS

当社のグロージョイントシステムを採用し施工スピードUP。ホースタイプに比べて安定した水量供給が可能で広範囲な給水に対応。

水道本管仮設資材「REPCS」 | 製品案内 | 明和工業株式会社

 

レスキュータンク

内袋不要で直接給水可能。廃棄物ゼロで環境にも配慮。オールステンレス製で錆びにくく、保管も容易。給水栓を二か所標準装備し、応急給水栓との接続も可能。

災害時に生きるための水を確保する「レスキュータンク」 | 製品案内 | 明和工業株式会社

 

 

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