小型急速空気弁MCV-G

多用途を取り入れた新たな空気弁

軽量・コンパクトで仮設管(REPCS G型)を簡単・スピーディーに接続可能!

仮設管(REPCS G型)と接続可能

災害時に本管の断水なしで、仮設管(REPCS G型)に接続することが可能です。

多様性機能

オプション品を利用することで他接続部材と接続が可能です。

優れた排気能力・流体特性

水道用急速空気弁(JWWA B 137) に準拠し、水張り時でもスムーズに作動します。

高い耐久性と優れた品質

空気弁本体は、ステンレス製を使用し、堅牢かつ耐久性に優れています。内部部品も特殊ゴム、ポリエチレン、テフロン製を使用しているため、安全にご使用いただけます。

呼び径 25
接続 (口径) 80A
フランジ (呼び圧力) 水道用7.5K・JIS10K
材質 SUS304
質量 7.7kg(7.5K) / 6.4kg(10K)

※カバーは保温用ではありません

※MCV-Gを使用する際は別途、補修弁が必要です
変換オプション例:空気弁を取り外し、変換用継手との接続も可能です

多用途接続例

①仮設消火栓

②仮設管(REPCS G型)接続

③仮設管(REPCS G型)+消火栓

④レスキュータッブ接続

空気弁設置場所から水の供給が行えるため迅速な対応が可能になります

1.AとBのバルブを閉める。 2.空気弁上部を取り外し、仮設管(REPCS G型)を接続。 3.Aを開け、給水取出し開始。

仮設管(REPCS G型)への接続方法

1.カバーのナットを取り外す

補修弁が閉まっている事を確認し、カバーのナットを取り外します。

2.MCV-Gのカバーを取り外す

3.残圧抜きボルトを緩めて残圧を抜く

固着している場合はエ具などで緩めてください。

4.ストッパーを取り外しロックを解除する

ストッパーを外し、指示ピンがメンテナンス時側ポジションピンに接するまで本体上部を回転させる。

5.本体上部取り外し

本体上部を取り外す。(中の弁体も一緒に外れます)

6.仮設管の接続

仮設管(REPCS G型)挿し口のロックキーを受け口の開口部分に合わせて挿入し、ロックキーが見えなくなるまで回転させた後、ストッパーを装着する。

性能試験

多量排気

試験装置、測定方法についてはJWWA B 137に準拠。 弁差圧5KPaにおける最小排気量を測定しました。また多量排気に際しては、弁にまだ水が到達していないにも関わらず、フロートが気流によって弁座に吸い付けられ、排気が出来なくなる吸い付現象が弁前後の差圧10KPaまで起こらず、弁が有効に作動することも確認しました。

圧力下排気試験:良好

通水中で管内の高所にたまった空気を小排気口より自動的に排気します。試験装置はJWWA B 137によるものです。

耐圧試験:異常なし

JWWA B 137に準じ、水圧1.75MPaで各部に異常が生じないか確認しました。

水撃試験:異常なし

使用圧力0.75Mpaの水と空気の混合流体を急なバルブ操作にて、衝撃的に空気弁本体に与えて、各部に異常が生じないか確認しました。

設計、施工に際しての注意点

添架管に取り付ける場合

添架管に取り付ける場合には、以下のスペースにこ注意ください。 補修弁フランジ上部面から取り付けに必要な高さ H=300mm以上

地下埋設に取り付ける場合

地下埋設取り付ける場合には、必ず空気弁の排気口が地下水位より高くなるように設置してください。

設置角

空気弁は垂直位置より2°以内になるように設置してください。

設置・施工に関しての注意点

  • MCV-Gは上水およびエ水にご使用いただけます。

  • カバーは保温対策用ではありませんので冬期間など凍結が考えられる場は保温対策が必要となります。

  • 冬期問など、凍結が考えられる場合、弊社では不凍急速型空気弁エアリスシリーズを推奨しております。

  • MCV-Gを設置した状態で管内洗浄される場合には、必ず補修弁を閉じて行ってください。

  • MCV-Gを取り付ける場所は、保守・点検および済掃作業が行い易い位置に設置してください。

  • 空気弁は、その構造上の理由により、流体の速度や圧力、 設置場所(ポンプ・バルブ・分岐・エルボの近く)など、使用条件によっては漏水が発生する可能性があります。